鳥切手 鳥四十五銭カナ イ号 明治8年(1875年)1月1日発行 未使用糊割れ インキ塊残存

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商品詳細 鳥切手 鳥四十五銭カナ イ号 明治8年(1875年)1月1日発行 未使用糊割れ インキ塊残存 刷色は 紅色 異色 鮮紅色 イ ハ 赤色 イ 明治10年(1877年)8月18日廃止 明治22年(1889年)11月30日使用禁止 4版が作られた 4版のうち ハは2面、イロはそれぞれ1面 作られた 発売数 2万7646枚 と 全ての手彫切手の中で最も少ないため、本物は入手困難 本個体は印刷当時のインキ塊が各所で確認でき、凹版印刷であることがはっきりとわかる(印面拡大画像参照) 肉眼では気にならないが特殊撮影下では皺が目立つ 鳥切手は竜切手に次ぎ贋作の多い手彫切手であるため十分な注意が必要 45銭はこれまで切手商協同組合鑑定書付き6点、切手商保証書付き8点を検査したところ全てインキ、糊、紙、印刷法と明らかに時代や製法が異なる個体であったのでもし手元に所有されている方は再鑑定をお勧めする ******************** 市場にございます手彫切手の多くが贋作や、加工修正品(切手商の鑑定品を含む)であるため独自に印刷方法、紙、インキ、糊、修正加工の有無について分析を含む検査を実施いたしました画像ですが3D立体撮影をいたしております(手彫切手は銅版をエッチングした凹版にインキを乗せローラーで加圧印刷するため印刷線が立体的に盛り上がります)白黒画像は特殊なライティングで極小の凹凸をはっきりと浮かび上がらせたもので破れやスレ穴などの傷、修正加工の痕跡、消印押印時のダメージまでもがはっきりと判る特殊撮影画像です(リサイズ以外の画像加工はいたしておりません)修正加工につきましては本物とされております多くの希少種で多かれ少なかれ加筆や削りがございます事から徹底的に検証をいたしておりますご覧のとおり凹版印刷の特徴がくっきりと出ていますほか、修正や加工の施されました痕跡はございませんまた銅版印刷特有のインキの拭き残しもしっかり確認できますオフセット印刷の近代贋作はこの拭き残しがなく非常にクリアな印面に仕上がりますが、銅版印刷は多かれ少なかれ必ずこの拭き残しがございますので真贋判定の材料のひとつとしてよく観察してみてください参考に贋作手彫の画像を掲載いたしておきますので比べてみてくださいインクにつきましてはEDX分析と蛍光X線分析を、糊につきましてはEDX分析をそれぞれ施しております分析表、詳細画像、各種精密計測(10万分の1mmまで)などご希望の場合、別途レポート類ご用意可能ですのでお問い合わせください使用された銅版の線深さ(印線の盛り上がり高さ)の計測、紙繊維の太さ計測、電子顕微鏡撮影など、様々なオプションのご用意がございますのでまずはお問い合わせを 発送は1枚サイズの小さな切手ホルダーに挟みビニール袋に入れなるべく折れ曲がりにくく梱包し、普通郵便でお送りいたします送料は負担いたしますが、万一の郵送事故の際の追跡ができません万一の際の追跡が出来ますクリックポスト (お届けに少々お時間がかかります)レターパックライト (ポスト投函型) レターパックプラス (手渡し) など送料をご負担いただけましたら対応いたしますがいずれも折れを含む破損や紛失の事故補償は受けられませんのでもし不安な場合はゆうぱっくをご指定くださいましたらさらに厳重な梱包をし、着払いゆうぱっく便で発送いたします *****注意 啓発 贋作を掴まないために***** ※啓発のため切手商保証品、切手商組合鑑定品の誤判定を画像と共に啓発出品いたしておりましたが、ガイドラインに抵触する恐れがあるとのご指摘を受けましたため出品を取り下げさせて頂きました ただ現在の切手市場の実体を知って頂くため具体例をいくつか挙げておきますので収集には十文ご注意いただきたいと思います 贋作例 1 某、有名オークション品 J社 その後、別の超有名専門店にて鑑定して頂くも鑑定結果は本物という答えでしたが、科学的検証の結果100%贋作であることが証明されました まず使用されております紙は当時の和紙ではなく、現代機械漉きの上半紙で、材料は海外パルプが使用されておりました 裏糊はポパール糊であります ポパール糊が発明実用化されたのは1958年以後の事ですので本来の製造時期と全く合致いたしません また印刷に使用されておりますインキも鉛フリーのインキであり極々近代のものでありました 印面サイズですが、紙の自然収縮、科学的要因による収縮を加味したといたしましても本来のサイズとは大きく異なるサイズでありました パンチにつきましても当時のパンチ径は3~10%程度の範囲でバラつきがあるのが一般的であるのに対し、本品は1000分の1mm以下精度で同一サイズのパンチ穿孔されておりました事から、現代の工具で穿孔されたか、または1本の同じパンチを使用し穿孔作業を行った事になり本来の製法と異なります 印刷法につきましては印字部の若干の盛り上がりは確認できたもののやはり銅版(凹版)の特徴とは遠くかけ離れたものであり、断定までは出来ませんでしたが、オフセット印刷によるものと考えられるものでした このような事実から本品が明治期に印刷された切手である可能性は無いと判断致しました 贋作例 2 某、有名オークション品 F社 その後、別の超有名専門店にて鑑定して頂くも鑑定結果は本物という答えでしたが、科学的検証の結果100%贋作であることが証明されました まず使用されております紙は当時の和紙ではなく、現代機械漉きの再生紙で、化学繊維をかなりの量で含有いたしておりました 裏糊はポパール糊であります また印刷に使用されておりましたインキはアクリル系インキでありました アクリルインキの発明は1940年代後半になってからですので当然本品の印刷時期と大きく異なります 印刷法につきましてはオフセット印刷法でありやはり銅版(凹版)の特徴とは遠くかけ離れたものでありました このような事実から本品が明治期に印刷された切手である可能性は無いと判断致しました 現代のコピー製作法は本物からミクロレベルで精密スキャンされた画像を基にオフセット原版が製作されその原版で大量印刷したものを様々な方法でダメージ加工されます 紙も当時の紙に近いものが使用されていることが多く、こうして製作された贋作は専門店や、切手商組合あたりの鑑定では判別は能であり本物として市場にばら撒かれる事になります 事実有名店、専門店などで販売されております手彫のおよそ半数はそもそもの印刷法が異なっていたり、当時存在のしなかったインキや糊が使用されたものであります 贋作例 3 切手商鑑定書付き品 印刷に使用されておりますインキも鉛フリーのインキであり極々近代のものでありました 紙は当時の和紙ではなく、現代機械漉きの再生紙で、化学繊維をかなりの量で含有いたしていたほか、原料印刷のインキ片が紙全体で繊維に付着いたしておりました 印刷法につきましてはオフセット印刷法でありやはり銅版(凹版)の特徴とは遠くかけ離れたものでありました このような事実から本品が明治期に印刷された切手である可能性は無いと判断致しました 他にも有名店販売品、保証品、鑑定書付き品のおよそ50%が同様の贋作である事が調査の結果判明いたしております。

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